4/10(日)に筑波サーキットでMCFAJ CLUBMAN ROADRACEが開幕しました。
今年はレース前に複数回テストができたため、サスペンションや車高のセッティングを煮詰めることができ、始動不良問題も解消した状態で挑むことができました。
そして今年から新たに2つの企業様がチームの活動を応援してくださることになりました。
優れた精密板金加工技術をもち、食品医療や航空宇宙開発において使用される金属製品の製作に多数関わっている会社です。皆さんがご存知であろう有名なモノにも萩原製作所の加工品が多数使われています。
金属製品の表面に微粒子を圧縮性の気体に混合して高速衝突させることで表面が改質する「WPC処理」、食品・医療・工業・モータースポーツなど幅広く技術を提供されている会社です。
マイナーモータースポーツにも関わらず手を差し伸べていただき感謝しています。
肝心のレースですが、今回もPole to Winです。
予選は周りのペースも考えてアタックラップを組み立てたつもりが、クリアラップをとることができず自己ベスト+0.2秒という不甲斐ない結果に。
サイドカーで筑波を走る上で一番難しいポイントのダンロップアーチからアジアコーナーにかけてのシケイン(通称CX)、ここが今回もタイミングがいまいち合いません。
そうなることを予想してか、我々のアドバイザーでもあるteamOZEKI・JRSA会長の大関さんがスタンドから観察していて「根本的にラインの組み立てが間違っている」と助言をもらいました。
決勝ではタイムは意識せず、そのポイントの速度を上げることよりラインをどう組み立てるかに集中しよう、と打ち合わせをしてコースイン。今回はスタートでワンテンポ遅れてしまったものの速度の伸びは良く無事にトップで1コーナーに進入、一人旅で課題克服に挑みます。
後から知ったのですが、今回は別クラスの予選で大量のオイルが撒かれてしまったとのこと(もちろんオイル処理を行なったという情報は聞いていましたが、そこまで大量とは思っていませんでした)、全体的にグリップが悪くペースは上がりませんでした。他チームの方が落ち幅が大きかったこともあり全体の半数を周回遅れにし無事に優勝となりました。
課題のCXは改善できたのですが、次の走行はまた半年後。筑波と富士の攻略は走行機会がとにかく少ないことが問題ですが仕方ありません。収集したデータやビデオ等を活用して今回学んだ地点から確実にスタートできるようにしていきます。
次戦は4/30,5/1に唯一の関西地方でのレースとなる岡山国際サーキットのニーラーエキシビジョンとなります。
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